こんにちは、ミニマリストはや(@minimalist_HAYA)です。
ミニマリストは、必要最小限の物で生活しています。
そのため、一つ一つの持ち物に強いこだわりがでてくることは自然なことです。
そこで今回は、ミニマリストの私が考える「こだわり」について解説していこうと思います。
ミニマリストが考える「こだわり」について
ミニマリストは、こだわりを持っている人が多いです。
自分自身が快適な毎日を過ごすために、こだわりのものを持って生活しています。
ある人は服にこだわり、またある人はガジェットにこだわる。
住む場所にこだわる人もいれば、食事にこだわる人もいます。
人それぞれ違ったライフスタイルを送っていますので、まったく同じこだわりがある人はいないと思います。
例えば、自分の時間を大切にしたい人は、時短になるアイテムにこだわります。
処理の早い高性能PC、食洗機、ルンバ、乾燥機付き洗濯機などなど。
つまり、自分の理想のライフスタイルをより良いものにするために、こだわりのものを持っているのです。
こだわることには、目的があるということですね。
こだわることは本来マイナスイメージ
「こだわる」という言葉について調べると、なんとネガティブな解釈がされています。
①心が何かにとらわれて、自由に考えることができなくなる。気にしなくてもいいようなことを気にする。
② 普通は軽視されがちなことにまで好みを主張する。
③ 物事がとどこおる。障る。
④ 他人からの働きかけをこばむ。なんくせをつける。
出典:コトバンク
一般的に、こだわることは良いイメージだと思います。
こだわりを持っていることが、自分らしさや個性の表れなはずです。
「ラーメン屋のこだわりスープ」「素材にこだわった一品」「デザインにこだわった洋服」
どれもポジティブな印象を受けますよね。
しかし、言葉の定義を見てみると、こだわることは自身を縛ったり、人間関係の悪化などが挙げられています。
確かに、「こだわる」を漢字で書くと「拘る」になります。
「拘」は、「とらえる、つかまえてつなぐ、とらわれる」といった意味合いがあり、とてもポジティブな印象を持てません。
なぜこのような矛盾といってもいいような解釈がされているのでしょうか。
それは、「良いこだわり」と「悪いこだわり」があるからだと考えます。
良いこだわりと悪いこだわり
・素材にこだわった一品
・デザインにこだわった洋服
こだわりのスープは、店主が何年もかけて考えた美味しいスープのはずです。
なぜ、スープにこだわっているのかといえば、客に美味しいものを食べて欲しいからですよね。
ビジネス的な視点から見れば、売上を伸ばすためです。
客は美味しいものが食べられ、店は売上が上がる。
まさにwin-winの関係です。
逆にスープにも麺にも具材にもこだわりのないラーメンを売っている店はなかなか売れないと思いますし、客もリピーターになりません。
つまり良いこだわりとは、自分にも他人にもメリットがあることです。
一方、悪いこだわりは
・安い店にこだわる
・古いものを使い続ける
「メモは紙に書く」こだわりは、一見悪いことではないと思います。
しかし、そのこだわりは「目的」で見たときに、必ずしもプラスにはなりません。
メモを書く目的は、「覚える」「忘れないようにする」ことです。
その目的を果たせれば、紙に書こうが、スマホに書こうが、木の枝で地面に書こうがなんでもいいのです。
目的を達成するために、自分にとって一番効率の良い手段を取れれば、それでいいはずです。
つまり悪いこだわりとは、目的より手段を優先してしまっていることです。
メモは紙よりもスマホに書いた方が、管理もしやすく効率よく覚えられるのに紙にこだわる。
家計を抑えようと安い店にこだわるが、安いから余計な物まで買ってしまう。
物を大切にしたいので古いものにこだわっているが、スペースや維持費がかかってしまう。
こういった目的が曖昧な「こだわり」は、自分自身を縛り、苦しめ、自由を奪われることに繋がっているのです。
まさに、拘りですね。
こだわらないことにこだわる
拘ることによって人生が縛られてしまうのであれば、こだわらないことにこだわる必要があると思います。
なぜなら、人生に正解はないからです。
例えば、「住む場所は絶対に東京」という強いこだわりのある人は、東京以外に住むことができないのです。
東京に住むことによって、色々な人に会え、自分が成長し、幸せになれるのであれば、問題ないです。
しかし、東京に住むことによって、金銭的に苦労したり、満員電車で疲弊したりしていては、本来の目的は達成できません。
それだったら、自分の性格やライフスタイルに合わせた土地に住んだ方が、いいはずです。
人生においての目的は、「幸せに生きる」ことです。
それが叶うのであれば、都会に住もうが、田舎に住もうが、海外に住もうが関係ないはずです。
変なこだわりは、自身を不幸にしてしまいます。
時代の変化や技術の向上によって、今まで幸せに直結していたこだわりが、逆に不幸を呼び寄せてしまうこともあります。
なので、特定の物や場所にこだわるのではなく、本来の目的を達成するために柔軟な変化が必要となってくるのです。
つまり、変化することにこだわる。
これが豊かに、幸せに生きるためのこだわりなんだと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。