こんにちは、ミニマリストはや(@minimalist_HAYA)です。
「ミニマリスト」と聞くとみなさんはどんなイメージを持ちますか?
・貧乏そう
・宗教くさい
まだ世間ではミニマリストについてネガティブなイメージが強いと思います。
私も実際そうでしたし、ネットでミニマリストの部屋画像などを見た時には衝撃が走りました。
しかし、転勤の際にモノが多くて困ったことをきっかけにモノを減らしたいと考えるようになりました。
そんな時にミニマリストしぶさん著書の
「手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法」に出会いました。
筆者は「ミニマリズムの魅力を広める」を目的に活動している方です。
この本では筆者の生い立ちから何故ミニマリストに目覚めたのか、そもそもミニマリストとは何なのかなどが書かれています。
そんな「手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法」の中から特に影響を与えてくれた3点にフォーカスしてご紹介します。
そもそもミニマリズムってなに?

「ミニマリスト」や「ミニマリズム」という言葉ってそもそもどういった意味で使われているのでしょうか。
ミニマリスト(Minimalist)
持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。
引用:コトバンク
ミニマリズム(Minimalism)
ミニマリズム とは、完成度を追求するために、装飾的趣向を凝らすのではなく、むしろそれらを必要最小限まで省略する表現スタイル(様式)。ミニマリスムとも表記される。「最小限主義」とも。
引用:Wikipedia
つまりミニマリストとは、自分にとって必要最小限の物を理解しており、必要最小限の物で幸せに暮らす人です。
「必要最小限」の中に含まれたアイテムは全て自分にとって必要なものであり、大好きなものになります。
私の場合でいえばMacBook、コートエシエルのリュック、お掃除ロボット、iPhone、GUのカーディガン、本、モバイルバッテリーetc…
私の手元にあるアイテムはどれもお気に入りの大好きなものです。
そんな大好きなものに囲まれているからこそ、毎日幸せに暮らせているのだと思います。
「ものが多ければ多いほど幸せじゃない?」「無理に減らさなくてもいいじゃん」と考える人も多いと思います。むしろそう思う人が大半だと思います。
しかし、人が生きる上で必要なものって案外少ないものです。
「衣食住」という言葉通り、着る服と食事と住む場所さえあれば人間は生きていけます。
しかしこれは必要最低限の生活に必要なものです。”最小限”ではなく”最低限”です。
もっと豊かに幸せに暮らすには、衣食住+趣味・娯楽のアイテムが必要になってきますが、それらを合わせても必要なものは案外少ないです。
むしろあれもこれもと好きでもないものを集めていると掃除の際面倒だったり、余計な思考を生む原因となってしまいます。
だからこそ自分にとって必要最小限の物を理解しているミニマリストは幸せに暮らせるのです。
①人を変えるのは環境の力

モノを確実に減らす方法があります。
それは「今より狭い家に引っ越すこと」です。
今より狭い家に引っ越せば強制的にモノを減らす必要性が出てきます。
自分で言っていておいて「かなりハードル高いな・・」と思ってます笑
しかし、人を変えるのは”意思”の力ではなく、”環境”の力です。
だからこそ捨てる努力をするより、まずは環境を変えるのに100%の力を注ぐことが重要です。
そうすれば環境に合わせて自身の行動もおのずと変わってきます。
私の場合は転勤が多く、その都度荷造りをするのが本当に面倒で面倒で仕方ありませんでした。
しかも折角荷造りして引っ越したのに、一度も使わずにまた引越し・・なんてこともありました。
使いもしないモノのために自分のエネルギーを消費するのが本当に馬鹿らしくなり、2回目の転勤の際にモノを8割程度捨てました。

2019年1月の居室

2019年7月の居室
人間の意志は弱いものです。思い切って環境を変えてみてはいかがでしょうか。
②所有はコスト

筆者は「使っていないもののために広い部屋に住むのは、スペースに対して無駄に家賃を払っているのと同じ」と語っています。
例えばあなたが25㎡の家に住んでいるとします。
その部屋には普段使っていない机、テレビ、棚、衣装ケースなどが置いてあります。
それら使っていないものの床面積を合わせると5㎡です。
仮に家賃が月6万円だとすると、使っていないもののためだけに1万2千円も支払っていることになります。
使っていないもの・不要なものを所有し続けるということは、金銭的にもコストがかかりますが、何よりも自分の思考を妨げる有害なものでしかありません。
具体的に思考を妨げるとは、
「この棚全然使ってないから何か置こうかな・・いやむしろ邪魔だし捨てようかな・・でも捨てるにしてもどう捨てよう・・・まずは解体しようかな・・ドライバーはどこだっけ・・あっそもそもこれは何ゴミだ?木だから燃えるゴミかな・・・燃えるゴミの日は・・・あーーめんどくさいこのまま置きっぱなしでいいや」
などの自分にとって不要な思考です。
人間は一日に6万回もこのような思考を繰り返しているそうです。
だからこそこんな無駄な思考に囚われずに、自分にとって大切なこと・必要なことに思考を傾けることで、人生がより豊かになっていきます。
無駄なモノを減らせばその分、広々とした部屋を手に入れることができますし狭いスペースでも満足できるようになります。
そうすると家賃の安い部屋に引越し、固定費を抑えることだって出来ます。
家賃が安くなった分、他にお金を回すことが出来るので、生活がより豊かになります。
③消費から生産へ。自分の幸せは自分でつくる

モノをただ消費するのではなく、自ら生産しましょう。
そうすることによって、幸せになれます。
詳しく解説します。
モノを買うという行動は一時的な快感を与えてくれるが持続性が乏しいです。
ストレス発散のためにモノを消費して喜びを感じる人は、お金のために一生自分の時間を削って働き続けなければなりません。
本来ストレスは運動やエクササイズ、瞑想、睡眠、大切な人と過ごすなどの健康的な快感によって解消されるものであり、モノを消費してストレスを発散する行為は中毒性の高いドラック、不健康な快感と言えます。
私は高校生の時、アルバイトの給料が出ると地元のアニメイトによく通っていました。
通うたびにそこまで気に入っているわけでもないアニメグッズを買い漁ることに快感を得ていました。(クリアファイル、フィギュアetc…)
しかしその快感は購入した瞬間がクライマックスで、日を重ねるごとに薄れていきました。
そしてまた快感を得ようと次の給料日にまたアニメグッズを買い漁る・・・なんて負のループにハマっていた時期もありました(笑)
そんな消費という名のドラッグを続けていた私でしたが、当時趣味としてやっていた切り絵をSNS上に公開するという生産活動のおかげで抜け出すことができました。
自分が楽しんで作った作品をネット上で「素敵!」「すげぇ!」と言って頂けることに大きな満足を得ることが出来ました。

当時切った作品①

当時切った作品②
モノを買うことのどこが不健康なんだ!という意見がありそうですが、モノを買うこと自体は何も悪くはありません。むしろ欲しいと思ったモノは積極的に買うべきだと思います。
問題なのは「そこまで好きでもないけど、なんとなく」モノを買うことです。
せっかくだから、安いから、とりあえず、あった方が良さそうだから、あっても困らないから、限定品だから、と言った明確な理由もなしにモノを買うことが問題なのです。
どうでもいいものをなんとなく買って家に溜め込んでいるようでは幸せにはなれませんよね。
モノの消費でストレスを発散してしまう状況から抜け出すには
消費活動によって「与えられる」側から
生産活動をして「与える」側にまわることが必要です。
今こうしてブログを書いていることも生産活動です。
この記事を読んで少しでもこの本に興味を持っていただき、少しでもあなたの人生がよい方向へ向くのであればこれ以上嬉しいことはありません。
お金を払い続けて物の奴隷になるか、人生を自分でコントロールするか。
あなたの選択次第で決まる。
引用:手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法
最後に
手ぶらで生きる。から得た学びは私の人生においてかなり大きいものでした。
少なくとも実際にモノを減らしたことによって心の余裕と金銭の余裕が生まれ、人生がよい方向に向いたことは間違いありません。
今回は特に私の人生に影響を与えてくれた3点のみのご紹介でしたが、
この本は全部で項目が50個あります!
その中には、「床でそのまま寝る」や「1日1食で生活する」などの常人には理解できない項目も多々あります(笑)
自分にとって必要なことだけ吸収し、それ以外は「こういう考え方もあるのか」ぐらいに留めておくのがよいと思います。ライフスタイルは十人十色なので!
この記事を読んで気になった方は、ぜひ読んでみてください!
それでは!